◇ばねとは?
金属などの弾性体の復元力を利用し、弾性エネルギーを蓄積する機械要素です。
名称は、一説には「跳ね」が語源であるらしいです。
◇荷重
力学において、物体の2点間に触れるところで発生する力のことで、ばねの場合、ばねに加わる、
または、ばねから生じる力のことです。単位:kgf、N(ニュートン) ※1kgf=9.8N
◇ばね定数
ばね自体の長さが、ばねにかかる力の大きさによって変化する特徴を数値で表したもの。
例)圧縮コイルばねの場合
ばね定数10kgf/mm→10kgfでばねを押すと1mmばねが縮む
ばね定数の数値が大きい方が硬いばね、小さい方が柔らかいばねということになります。
ばね定=荷重÷たわみ
◇主な材料
一般的にはステンレス線(SUS304、SUS316)とピアノ線(SWP-A、B)が使用されます。
ステンレス線は、錆および耐熱にすぐれていますが、ピアノ線に比べ強度が落ち、高価です。
ピアノ線は鉄に近く安価ですが、錆やすいので、メッキや防錆油などが必要になります。
◇表面(メッキ)処理
表面処理とは、材料表面の美化・硬化また耐食化などのために行う、種々の処理の総称です。
一般的なメッキとしては、ユニクロメッキ・クロメートメッキ・黒クロメートメッキがあります。
◇ばね指数
ばね中心径(D)÷線径(d) 通常4から22の間の数値のばねを推奨しています。
ディーバイディー(D/d)とも呼ばれています。